
生涯
身心一体科学 前編 和の様式における場の力と細胞・ロボットの非言語コミュニケーションの相似
跡見 順子(東京大学名誉教授/東京農工大学客員教授/帝京大学先端総合研究機構特任教授)
今、妊娠中に見つかるがん(妊娠期がん)が、増加傾向にある。これまで妊娠期がんの治療は、母体や胎児への安全性が不確かであることから人工中絶を余儀なくされてきた。しかし、現在では妊娠中であっても適切ながん治療と妊娠経過の管理が両立できることが分かってきている。 今後さらに晩産化が進行する日本において、社会全体として「妊娠期がん」にどう向き合うべきかを考える。