2021/09/21 14:05更新

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講師
  古田 元夫
   (東京大学名誉教授、日越大学学長)
放送日時

今回の授業内容

日本の敗戦後、旧植民地国家の枠組を引き継ぐ形でそれぞれの国が独立を迎え、旧支配層の解体や多民族社会の統合が進められた。冷戦体制下で国内の政治対立は武力紛争として続き、東南アジアも東西両陣営に分かれた。【キーワード】インドネシア・ラヤ構想、ピブーン政権、農地改革


講義概要

東南アジアの歴史の見方は、第二次世界大戦後、大きく変化してきた。植民地時代には、外部の文明の影響を受動的に受容してきた地域として描かれていたが、各国が独立を達成した時代には、それぞれの国家の歴史の自律性が強調され、外文明の影響は副次的に見られるようになった。しかし、この四半世紀、ASEAN(東南アジア諸国連合)という形でのこの地域の統合が進展すると、諸地域を結ぶ交易など広域的なネットワークが注目されるようになり、その中に自らを位置づけ、外文明の受容をきわめて主体的・選択的に行ってきた歴史として、東南アジア史が描かれるようになってきている。この講義では、東南アジアを一つの歴史世界としてとらえ、その歴史の展開を、近現代史に力点をおきながら、古代から現代までたどってみたい。

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