授業
母性看護学第12回
齋藤 いずみ(関西国際大学教授)
本科目は、老年期を生きることの意味と価値との理解を深め、生物学的な老化から高齢者施策を含む社会的な視点に立ちつつ高齢者を捉えながら、老いを生きる人々への看護を考えていく授業である。授業の構成としては、老年看護学が対象とする高齢者の生活と健康を、高齢期に体験される「老い」という視点から理解した上で、加齢に伴う心身の変化の特徴を、全人的な多角的観点から学習する。さらに、高齢者の権利擁護、老年期における生活機能の管理、老年期に特有の疾病・症候と看護支援、認知症高齢者へのケア、要介護高齢者へと家族への支援、最後に高齢者の終末期ケアについて学習する。