俳諧を不易の文藝に高めることに生涯を掛けた松尾芭蕉。その転機になったのが奥羽行脚の紀行文『おくのほそ道』である。旅の4年後に執筆したこの書で、芭蕉は古典を踏まえつつ旅の中で悟った「不易流行」を反芻した5 部の構成で、時が流行する中で各自が自らの運命を受け入れて真摯に生きるところにあはれが見出せることを作品にして表現。そこから軽みの境地に至った。『おくのほそ道』が持つ思想的内容を明らかにする。
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