
授業
高齢期を支える第10回
栃本 一三郎(放送大学客員教授)
ポスト工業化、経済のグローバル化、少子・高齢化などの社会変動は、人々のくらし、地域社会、仕事の世界を秩序づけてきた構造を大きく変えつつある。なかでも人口増加社会から人口減少社会への転換、および成長型社会からゼロ成長またはマイナス成長社会への転換は、これまでとは異なるインパクトを社会の諸相に及ぼしている。その実態を、とくに大都市圏と地方圏・地域コミュニティ・世界という切り口、および家族・親密圏という切り口から明らかにする。そのうえで、これからのくらしと社会の新しい地平を展望する。