2021/07/21 16:33更新

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カリキュラムと学習過程第8回

講師
  浅沼 茂
   (立正大学特任教授)
  奈須 正裕
   (上智大学教授)
放送日時
【金曜日 08:15~09:00】

今回の授業内容

コンテンツからコンピテンシーへという教育の重心の移動、それに伴うオーセンティックな学習や明示的な指導など、今後における学習過程や授業のあり方の変化について概観することを通して、未来のカリキュラムと授業について展望する。【キーワード】知識基盤社会、コンピテンシー・ベイスの教育、オーセンティックな学習、明示的な指導


講義概要

優れた学習とはなにか。それは、一時間の授業を細かく輪切りにして部分の単なる積み重ねで成り立つものなのであろうか。優れた学習の成立には、優れたカリキュラムが必要不可欠である。多くの授業研究は、カリキュラムの役割をないがしろにしていないだろうか。カリキュラムは、部分的知識の集合ではなく、個々人の学習過程の根幹をなす哲学であり、有機的な組織体の生きた学習経験である。カリキュラムは、学校が出来上がる以前からあった。優れた学習は、生きた人間の感情とその感情を取り巻く知識や技能の道具立てによってその質の良し悪しが決まる。しかし、それは決して部分の足し算ではない。カリキュラムは何よりも個々人の経験の中において実現する。カリキュラムは、何よりも、子どもの主観性の中にどのような変化が生じているのかを探ることによって明らかになる。優れた教師の優れた実践の理想は、一人ひとりの学びの中において実現する。それを検証したい。

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