授業
新興アジアの政治と経済第11回
高木 佑輔(政策研究大学院大学准教授)
食品の安全、信頼の確保とその考え方
農業生産から始まり、食品製造、食品流通(卸売、小売)、外食、そして家庭での消費に至るフードシステムの姿と、そこにおける各産業主体間の価格や品質をめぐる調整関係を示すとともに、各産業の構造と行動、消費者の意識や行動について解説する。なかでも、食料の素材を生産する農業段階については、手厚く解説する。あわせて、将来世代のために関係主体が共存でき、望ましいフードシステムが存続できるように、フードシステムが抱える課題とその改善の方向を論じられるように材料を提供する。