授業
新興アジアの政治と経済第11回
高木 佑輔(政策研究大学院大学准教授)
現場起点のサービス工学とその展開
社会経済のサービス化が進み、さらにデジタル化による革新が求められる時代となった。サービスサイエンスは2000年代にアメリカで提唱され、1970年代に登場したサービスのマーケティング、1990年代に発展したサービスのマネジメントや原価計算、そして2000年代初頭に我が国で提唱されたサービス工学や2010年代に我が国で醸成されたサービス学(サービソロジー)を含む、学際的な先端領域である。本科目では、サービスサイエンスの入門的な内容と主要な議論を取り上げ、我が国サービス産業の生産性向上に貢献するリテラシーを教授する。