授業
舞台芸術の魅力第10回
古井戸 秀夫(東京大学特任教授)
今日、仏教研究は次第に新しい進展を見せ、従来の常識は大きく書き換えられつつあるが、それらの研究成果が必ずしも広く共有されているわけではない。本講義では、3人の講師によって、日本仏教に関する最新の成果を披露し、常識的な理解を見直すことを目指す。頼住講師は、主要な日本の仏教者の思想を取り上げ、現代の場からこれらの思想の読み直しを迫る。大谷講師は、近年大きく進展した近代仏教研究の成果を披露し、現代につながる問題を考える。末木講師は日本仏教の深層の発想を捉え直して、それが今日どのような意味を持つか考える。3人の講師により異なる視点から照射することで、日本仏教の豊かな内容が立体的な視点から明らかにされるであろう。