2021/11/24 11:45更新

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『方丈記』と『徒然草』第9回

講師
  島内 裕子
   (放送大学教授)
放送日時
【土曜日 23:15~24:00】

今回の授業内容

『徒然草』を、批評文学という観点から評価した場合には、どのような章段を取り上げれば、新たな視点を設定できるだろうか。問答体への着目、『枕草子』などとの比較、『徒然草諸抄大成』や小林秀雄の見解の再検討などにより、第九十三段に焦点を当て、文体と思想の両面から考察する。【キーワード】小林秀雄、『枕草子』、『無名草子』、第九十三段、『徒然草諸抄大成』


講義概要

『方丈記』と『徒然草』は、日本の古典文学の中でも、とりわけよく知られているだけでなく、後世の文学や美術に及ぼした影響力が大きかった作品である。両作品とも、明晰な論理性と気韻に富む文体で、人間認識と社会認識などの多様な思索を展開しており、圧倒的な写実力と説得力を特徴としている。本科目では、両作品の本文を味読することに加えて、その先蹤としての『枕草子』も取り上げる。テレビの長所を利用し、美術化された作品や、数々の注釈書の挿絵や、ゆかりの場所を映像として提供する。これによって、この二つの名作は現代社会に身近で切実な作品となり、「よりよく生きる」意味を受講者が考える契機となることが期待される。

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