授業
原典で読む日本の思想第13回
頼住 光子(駒澤大学教授)
博物館資料である「もの」の保存について、その考え方を理解し、知識を学び、技術に触れる。そして、「もの」の保存は、材質や製作技法など資料の特徴を捉え、伝えてきた人や時代の判断を知り、「もの」に適した環境を整え、必要に応じて繕うことにより成り立つことを理解する。また、多様な博物館の多様な資料保存に関する具体的事例を参照し、その意義や方法について包括的に学ぶ。さらに、防災、危機管理、被災後の対応、伝統の保全、環境の保全などのような、地域との連携による資料保存についても、事例を通して理解し、これからの資料保存のあり方について考える。