授業
アメリカ史:世界史の中で考える第13回
小野沢 透(京都大学教授)
隋唐帝国と東部ユーラシア
古代から現代にいたる中国の歴史を東部ユーラシア世界とのかかわりのなかでみていく。10億をこえる「漢民族」はどのようにして生まれたのか、多民族国家である中国は諸民族をどのようにして統合してきたのか、中国はアジアにどのような影響を与え、またアジアからどのような影響を被ってきたのか。中国が大国としての道を歩もうとしているいま、アジアのなかの中国の歩みをふりかえり、中国とアジアの関係を歴史的に把握する方法を示す。