2021/10/08 14:29更新

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「人新世」時代の文化人類学第5回

講師
  大村 敬一
   (放送大学教授)
  湖中 真哉
   (静岡県立大学教授)
放送日時
【金曜日 11:15~12:00】
  10/29(金) 16:30  BS231
  10/29(金) 11:15  BS232

今回の授業内容

世界の貧困根絶を掲げるSDGsが人新世時代の人類の目標として掲げられた現在、貧困と文化の関係とはいかなるものだろうか。果たして貧困層の人々が貧困に陥ったのは、彼らがもつ文化が原因なのだろうか?この回では、ケニア遊牧民の初等教育の普及やラオスのコーヒー農家のフェアトレードの事例を通じて、貧困と文化の関係を考え、わたしたちが陥りがちな文化概念の危険性を考えながら、人新世時代の人類が新たに生みだされる貧困に立ち向かう可能性を考える。【キーワード】貧困の文化、SDGs、プラネタリー・バウンダリーズ、犠牲者非難、フェアトレード、構造的暴力


講義概要

人類がもつ文化に焦点をあてながら、専門科目としての文化人類学の基本的知識を講義する。社会に閉塞感や生きづらさが漂う今日の世界は様々な限界に直面しており、様々な領域で根源的な転換を構想することが求められている。この講義では、グローバル化とともに、人類と地球をはじめとする様々な二元論が地球規模で揺らぎつつある時代を「人新世」時代としてとらえ、自然と文化、自文化と他文化、心と身体、人間と非人間、真実と虚構等の様々な二元論が融解しつつある地球社会の現状に応じたトピックを取り上げる。とりわけ人類が直面する地球規模の現代的課題に対して人類学の視点から考察することの意義を解き明かすことに重点を置く。

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