
授業
植物の科学第6回
塚谷 裕一(東京大学大学院教授)
動物とは、他の生物が作った有機物を摂食して生きている多細胞生物の総称である。最も祖先的なカイメンから、多様な昆虫、運動性にすぐれた脊椎動物など、実に多彩な種類が存在する。本講義では、私たち人間を含めて、動物たちがどのようにこの地球上で生きているのか。そして、その基盤となる生殖、発生、感覚受容、行動といった生理的な機構がどのようなものかを紹介する。そして、動物の姿を科学的に理解することは、私たち人間自身を理解する上で極めて有用であることを示す。