授業
感染症と生体防御第7回
乾 啓洋(順天堂大学客員准教授)
内部環境調節機能の障害
疾病によって引き起こされる様々な身体内部の変化と生活への影響、疾病の回復過程とそれを促進する要因についての知識は、疾病を予防し、疾病に対して適切な医療、看護を提供するために不可欠なものである。本講義では、看護師が疾病の成立と回復促進を理解することの必要性、疾病の原因とそれによって細胞や組織に生じる変化、基本的な病変の成り立ち、疾病に対して提供される医療についての講義を行ったうえで、生命活動や生活にどのような障害をもたらすのかという視点から、様々な疾病について解説する。