授業
現代教育入門第8回
岩崎 久美子(放送大学教授)
教育内容の「いまと昔」-「ゆとり」と「詰め込み」ー
本講義は、1872(明治5)年から現代までの約150年に及ぶ日本教育の歴史について、公教育を構成する学校、教師、子供、教科書、学校儀式・行事などに関するテーマを設定し、それぞれのテーマについての歴史的変遷を辿ることを通して基本的な理解を得ようとするものである。基本的には、それぞれのテーマについて、①現代の動向(いま)を整理する、②過去の歴史的変遷(昔)を整理する、③その役割と意義を考え、将来の課題を明らかにする、という3つの段階で構成する。本講義では、それぞれのテーマを掘り下げて検討することで、日本の教育を歴史的な観点から考察できるようになることを目指したい。