授業
社会学概論第8回
北川 由紀彦(放送大学教授)
近代日本政治の歴史的文脈
この授業は、社会科学系の教養科目として、主に現代日本の政治行政を素材として取り上げつつ、政治学的思考や分析方法について知る機会になることを意図している。現代政治行政、とりわけ日本の政治や行政に関しては、同時代に起こっていることだけに、生活実感に基づく価値判断やマスメディアからの大量の情報の前に、冷静な考察ができないことも多い。しかし、現代政治行政の場合であっても、適切な理解と判断を行うためには安定した視座や基準が必要となるはずである。