
授業
情報理論とデジタル表現第5回
加藤 浩(放送大学教授)
本科目は、情報・メディアと法を情報法と知的財産法および著作権法の相互の関係から体系的に解説する。情報法は、高度情報通信ネットワーク社会形成基本法(IT基本法)から体系的に説明する。そして、知的財産法は、情報法に含まれ、知的財産基本法から体系的に説明する。また、著作権法は、知的財産法に含まれ、知的財産基本法をもとに体系的に説明する。また、知的財産基本法はコンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律(コンテンツ基本法)と関連づけられる。ただし、著作権法の体系的な説明は、コンテンツ基本法と著作権法と著作権等管理事業法の三つの法律の関係から理解する必要がある。なお、情報・メディアと法の中には、成文法によらず、判例の蓄積によって権利化されたものがある。その肖像権・キャラクターについて説明を加え、さらに情報倫理との関係から情報・メディアのソフトローについて考える。