2021/11/24 11:45更新

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講師
  加藤 和弘
   (放送大学教授)
放送日時

今回の授業内容

生物の種間には、時に密接な関係が存在する。ある種において他種との関係で有利になる形質が進化し、これに対応する形で相手方の種の形質も進化したと考えられる例は多々ある。密接な関係を持った複数の種が、互いに影響を及ぼしあいながら共に進化していく過程は共進化とよばれ、種の多様化が生じる要因の一つとされている。共進化に関わると考えられる種間関係の例を取り上げ、種間関係から種分化や種の多様化に至る過程について考える。【キーワード】生物的環境、種間関係、相利共生、片利共生、進化的軍拡競争


講義概要

生物のそれぞれの個体を取り巻く全てのもの、すなわち環境は、生物の生息のありようを大きく左右する。環境の構成要素として、非生物的な条件がもっぱら認識されるが、周囲にいる他の生物もまた、環境の構成要素である。というのは、生物はほとんどの場合単独では生きておらず、同種あるいは他種の生物と密接な関係を保ちながら生きているからである。本講では、生物の生息に影響を及ぼす環境条件について、生物的条件や景観に関わる条件なども含めて説明する。さらに、長期的な視点に立った場合に、環境が進化や種分化にどのように関わり得るのか、その概要を紹介する。

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