2021/11/30 14:42更新

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講師
  奈良 由美子
   (放送大学教授)
  稲村 哲也
   (放送大学特任教授)
放送日時

今回の授業内容

この回は授業の折り返し点にあたることから、前半で議論してきたテーマを踏まえつつ、アンデス地方の人々の生活と社会の変遷を、通時的にかつ多角的に見通してみたい。この回の中心テーマは、古代アンデス文明がもっていた災害レジリエンス、インカ帝国の繁栄をささえた社会レジリエンスとしての再分配システム、そして新旧大陸の遭遇によるインカ帝国滅亡、そして、現代の先住民社会の生業と社会に維持されてきたレジリエンスの仕組みである。【キーワード】アンデス、新大陸、古代文明、インカ帝国、先住民、農耕、牧畜、ラクダ科動物、互酬、再分配


講義概要

レジリエンスとは、一般に、環境の急激な変動や逆境の状況に対し、柔軟な対応・適応によって安定性を維持、または取り戻す能力とされている。近年では、災害からの復興の力としての社会のレジリエンスに注目が集まっている。災害に限らず、現代社会が直面するさまざまな課題や危機にどのように向き合っていくべきかを考えるために、レジリエンスは重要な概念である。しかしながら、その概念は多様、かつあいまいである。たとえば、長期的には、危機を経ることによる変化の視点も重要であろう。この科目では、レジリエンスの概念を多角的・超領域的な視点で捉えなおすため、人類史的時間軸をたどり、また、遺伝子レベルからヒト、社会、地球レベルまでを視野にいれたレジリエンスの諸相を検討する。

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