授業
住まいの環境論第12回
谷口 新(大妻女子大学短期大学部 教授)
誰にとっても身近な場である「住まい」を題材として、持続可能な社会の構築という目標のなかで重要となる住まいの環境に関する教養を培う機会としたい。具体的には、居住者にとって健康的で快適な住まいの環境がどのように形成されるかを、温熱・空気・光・音環境について科学的に捉えた上で、住まいの環境の調整技術や計画方法を事例を交えながら学ぶ。また、住まいの環境は室内環境(ウチ)と屋外環境(ソト)の両面から創造されるものであり、居住者の住まい方の影響を大いに受けることから、縁側や庭などの外構や、住みこなす視点からも住まいの環境の捉え方を知る。