生涯
手本をはなれて ~”想画”を生んだ奥出雲の地から~
佐々 有生(前島根学習センター所長)
この講義では、2回にわたり、分子生物学と精神医学、医師と患者、米国と日本といった3つの軸をテーマに、脳と精神医学をひも解きます。 1 部品と科学と全体としての脳 講師の糸川さんは、精神科医師として臨床に触れながら、分子生物学者として統合失調症の研究に従事してきました。また、日本で医学と科学の教育を受け、米国で分子生物学とユーザーとしての医療を体験しました。 多様性・異種性を受容したとき初めて見えてくるものがあるという糸川さん。26年間複数の領域にまたがって活動してきた糸川さん特有の視点で、科学哲学として精神医学を抽出します。