2021/10/08 14:28更新

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リスク社会における市民参加第1回

講師
  八木 絵香
   (大阪大学教授)
  三上 直之
   (北海道大学准教授)
放送日時
【金曜日 19:30~20:15】

今回の授業内容

1990年代末から2000年代にかけて世界各地で議論となったGM作物とBSEの問題について、日本における政策決定をめぐって一般の市民が議論した参加型会議の事例をそれぞれ取り上げ、食のリスクに関する市民参加の実践について学ぶ。【キーワード】遺伝子組換え(GM)作物、BSE(牛海綿状脳症)問題、コンセンサス会議、討論型世論調査


講義概要

現代社会はリスク社会である。食の安全をめぐる問題や、先端情報技術によるプライバシー侵害の懸念、各種の事故や災害、さらには気候変動問題への対処に至るまで、さまざまな損害と災難を自分(たち)自身の意思決定の帰結、すなわち「リスク」として捉え、行動する社会に、私たちは生きている。そこで焦点となる問題の多くは、不確実性が高く、多様な利害と価値観が絡むことから、科学技術の専門家だけでは「正解」を導き出すことができない。この状況に対処すべく、ここ約四半世紀の間に、リスクをめぐる社会的意思決定への市民参加が求められ、それを具体化する数々の方法論が生み出されてきた。本科目ではこうした動向を科学技術への市民参加という切り口で捉え、その経緯と理論的背景について理解を深めつつ、豊富な具体例をもとに、リスク社会における市民参加のあり方を学習する。

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