授業
教育文化の社会学第11回
稲垣 恭子(京都大学理事・副学長)
本科目は修士課程や教職大学院で学ぶ教員層および企業等の教育担当者を対象に、教育課程を含むカリキュラムに関する理論の研究動向をキー概念を中心に概説し、これを日本の教育機関において実践するための専門的視点として習得させることを目的とする。とくに近年、日本の教育改革で注目されるカリキュラム・マネジメントに関して、これまでのカリキュラム研究の成果をもとにより深く理解するため、研究のキー概念を中心に、広く社会変化、教育思想、学校文化、学校組織、教授‐学習過程、および教育評価の側面から、人間とカリキュラムの総合的な把握を目指す。