2021/10/08 14:28更新

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経済政策第1回

講師
  松原 隆一郎
   (放送大学教授)
放送日時
【月曜日 06:45~07:30】

今回の授業内容

市場競争が平等に行われるための条件は、企業活動だけでなく労働に対しても開かれていなければならない。そのために識字・計算能力を中心とする基礎教育が必須であり、それを明治の初期に導入した日本は近代化に成功している。また、家庭における文化資本も学力には欠かせず、不足する場合には公的施設で補う必要がある。さらに非正規雇用が正規雇用に昇進されないのは不平等であり、対策が望まれる。【キーワード】義務教育、識字、参入障壁、文化資本、文化施設、選抜、非正規雇用、雇用ポートフォリオ


講義概要

経済学では、経済政策はもっぱら市場では行いえないことがらを補完するとされている。また政策を設計する際の目標は、合理的な個人が効率的に幸福を追求することとされている。つまり市場も政策も、ともに個人の幸福追求の道具とみなされている。しかし自然環境や人間関係、文化伝統といった市場が前提とせざるをえない事柄は、いずれも道具や設計の対象にはなりえない。また不確実性が強いと、効率性の追求は幸福を引き下げかねない。それらをも考察の視野に納めるならば、経済政策はどのようなものになるだろうか。全15回で考察してみたい。

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