授業
経済政策第12回
松原 隆一郎(放送大学教授)
公共政策が社会の中でどのように形成され、社会に対してどのような影響を与えているかを描き出す。公共政策は、政府だけがその担い手になるのではなく、社会における様々なアクターとの協力関係を前提に構築されている。その全体像を次のように理解していく。すなわち、(1)情報・金銭・人間・法的権限という資源の観点から公共政策と社会との接点について説明し、(2)政府のみならず中間団体や市場を通じて公共政策がどのように実現しているかを検討し、(3)そのような公共政策がどのように形成され変化しうるのかを論じる。