授業
臨床心理地域援助特論第8回
青木 紀久代(白百合心理・社会福祉研究所所長)
多変量分散分析
心理学の代表的な研究法として観察法、調査法、実験法が挙げられる。一方、臨床心理学では代表的な研究法として事例研究法がある。いずれにおいても研究結果を一般化したり、証拠として確信をもって報告できるためには統計手法の理解は欠かせない。また、自らがその統計手法を利用していなくても知識がなければ他の研究者の論文内容を正しく判断することもできない。本講では、教育や発達、臨床など心理学の幅広い分野で知っておくべき統計法について概説する。また、新たな統計学の考え方や手法についても紹介していく。