授業
音楽・情報・脳第8回
河合 徳枝(国立精神・神経医療研究センター研究員)
音楽による共同体の自己組織化
情報学の進展は、音楽をはじめとする文化的事象を、科学的な研究の対象とすることを可能にした。とくに脳科学と連携したその成果は大きく、「音楽とは何か」といった本質的な問題を考察する新しい材料が多出している。そこで、この講義では、最先端の情報学と脳科学を応用して、音楽に対する情報学ならではのアプローチの成果を学ぶ。主任講師らがこれまで蓄積してきた音響映像資料を多用し、体験性情報を重視した講義とする。