2021/10/08 14:28更新

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道を極める-日本人の心の歴史第2回

講師
  魚住 孝至
   (放送大学教授)
放送日時
【木曜日 12:00~12:45】

今回の授業内容

室町中期、田楽・猿楽諸座の競争の中で、観阿弥と世阿弥による改革により、優美な歌舞劇の能楽が形成された。世阿弥は数多くの能楽伝書を著し、生涯稽古すべしとする立場を貫き、幽玄から無心の能へと深めた。【キーワード】『風姿花伝』、『花鏡』、「幽玄」、「無心の感」


講義概要

日本には、歌道、芸道、茶道、あるいは剣道、柔道、弓道など、「道」がつくものが数多くある。それぞれ芸術や武術の専門技芸だが、その修練の仕方も含んでおり、絶えず深めるべきものとされるので、単なる術ではなく「道」と称するのである。各道により成立の仕方も、修練の内容も様々であるが、いずれも長年にわたって身心を鍛練した果てに行き着く「おのずから」なる芸や無心の技が究極のものとされる。本講義では、代表的な道の創始者や中興者を取り上げ、彼らが時代と社会の中でどのように道を深めたのか、実際の修練の過程を窺い、それを通じて深まる生き方、極めていく中で達した思想について考えてみたい。「道」を視点として日本人の心の歴史を考えてみたい。

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