2021/11/24 11:45更新

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講師
  魚住 孝至
   (放送大学教授)
放送日時

今回の授業内容

武蔵の『五輪書』は、五巻の構成で剣術鍛練を核とした武士の生き方を論じる。剣術技法と鍛練法を身体に即して論じ、戦いの理を分析した。他の諸道にも通じる道の極め方と、武士の生き方、社会での位置づけなど論じている。【キーワード】武家の法、技の基礎と原理、戦いの理、空、「おのずから」


講義概要

日本には、歌道、芸道、茶道、あるいは剣道、柔道、弓道など、「道」がつくものが数多くある。それぞれ芸術や武術の専門技芸だが、その修練の仕方も含んでおり、絶えず深めるべきものとされるので、単なる術ではなく「道」と称するのである。各道により成立の仕方も、修練の内容も様々であるが、いずれも長年にわたって身心を鍛練した果てに行き着く「おのずから」なる芸や無心の技が究極のものとされる。本講義では、代表的な道の創始者や中興者を取り上げ、彼らが時代と社会の中でどのように道を深めたのか、実際の修練の過程を窺い、それを通じて深まる生き方、極めていく中で達した思想について考えてみたい。「道」を視点として日本人の心の歴史を考えてみたい。

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