
生涯
惑星と生命の普遍性と多様性を探る ~第1回「宇宙史における惑星系と生命の普遍性」~
須藤 靖(東京大学教授)
「空間」と「時間」という根本概念について人類がいかに捉えてきたのかを物理学の視点から考える3回シリーズ。1回目は空間と時間をはかる尺度としての単位が生まれてから、ニュートン物理学までをたどる。単位が成立することで空間や時間について科学的な考察が可能になり、それは18世紀のニュートン力学で一つの頂点を迎える。ニュートンの万有引力の発見で、地上の物体と天体の運動が統一的な法則で説明できるようになった。