生涯
生きるための情動と感情と行動~生理人類学の視点から考える~
安河内 朗(元福岡学習センター所長)
地球的な持続可能性は、私たち人類の未来を左右する大きな課題です。地球という大きなシステムに対しては、私たちの行為はほとんど影響を与えないように見えるかも知れません。しかし、私たちは一人一人でなく10億人単位での行動を考える必要があります。今回は、私たちに最も身近な空気に関わる環境問題から説き起こし、持続可能な未来のために化学はどのような役割を担っていて、どのような貢献ができるのかを解説します。