授業
現代国際社会と有機農業第11回
受田 宏之(東京大学教授)
現代日本の行政を念頭に、行政において現れる様々な人間類型を取り出して、多角的に講説する。受講者として想定しているのは、行政に対してサービス確保を需要する個人であるが、同時に、統治者として行政に対してサービス確保のための活動を要求する個人市民でもある。個人はサービス享受者であるとともに、行政から見れば被治者である。しかし、個人は同時に,サービス提供者であるとともに、行政に対する統治者の立場でもある。このような人間を、市民、国民、住民、人口、家族、世帯、事業者、職業人、職員、受給者、公衆、地権者、素人、個人の観点から論じる。