授業
ヨーロッパ文学の読み方-近代篇第8回
野崎 歓(放送大学教授)
自然とイデアー客観的な「善」の在処を求めて
本科目では、各回で、英米哲学のテーマとキーテキストを設定し、そのテーマとテキストをめぐって、時代や地域などの背景が異なる哲学者や文学者の思考との比較考察を展開する。この構成により、英米圏の哲学的思考を時代や地域といった枠に過剰に縛ることなく、そのテキストとの対話を誘発してやまない新鮮な視点・文脈を明示する。懐疑をめぐる多彩な思索を重ねつつも、多様な論者が触発し合って展開してきた英米哲学の挑戦の足跡をたどり、その思考の現場へと、読者(聴講者)を招待する。