2021/11/30 14:42更新

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講師
  二河 成男
   (放送大学教授)
放送日時

今回の授業内容

生物のもつ遺伝情報に生じた突然変異には、生存や繁殖に対して、有利でも不利でもない中立な性質を持つものがある。そのような突然変異は、自然選択よりも、遺伝的浮動という偶然によって進化の方向が左右される。これは分子進化の中立説として知られている。この回では中立説と中立進化を基盤とする分子時計について解説する。【キーワード】分子進化の中立説、遺伝的浮動、偶然性、固定、分子時計


講義概要

地球上で誕生した生物は、40億年近くかけて進化してきた。その結果、今日では大きな生物多様性が見られるようになった。この生物の変遷について、生物の誕生から、細胞の進化、様々な生物の繁栄と絶滅、植物や動物の多様化、そして人類の誕生に至るまでを紹介する。また、このような生物の進化のしくみについて、ダーウィンが明らかにした自然選択説、木村資生による分子進化の中立説といった、基本的な理論についての説明や、最近の知見である、形態やゲノムの進化機構、あるいは寄生や共生といった生物間の関係の進化と変遷についても合わせて紹介する。このように本講義では、「進化学」の入門として、生物の進化とそれに伴う生物の多様化について総合的にみていく。

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